みなさんこんにちは。
30歳手前から真剣に英語学習を始めて
現在英語のプロとして活躍するルアです。
私は30手前で転職を決意し、色々と悩んだ結果英語で生きて行こうと決めました。
国内での英語学習に限界を感じでカナダに旅立ったのは29歳の時でした。
周りにも沢山の社会人留学生が居ました。社会人留学にはリスクもありますが、さほど心配する必要はありません。
むしろ差別化できれば帰国後の人生が変わります。
社会人留学のリスク
日本で、特に男性は留学して帰って来ると遊んできたと思われて就職や転職に響くと言われていますが、本当にそうでしょうか?
確かに一年以内の短期の留学で何の成果もなく帰国したら再就職に多少苦労するかもしれません。
ただ、それも言いようだと思います。馬鹿正直に
「前の仕事嫌だったのでやめてやりました!それで一年遊んできました」
と言ったらさすがに人事担当も上司に合わせていいものか考えてしまうでしょう。
ここは本音を隠して建前を前面に出し
「英語の勉強をしながら世界の見聞を広げて、色々な人種の友人が出来ました。その経験を御社での業務に役に立てたいと思います」
などと言っておけば面白いなと思ってもらえるはずです。
一昔前までは一度会社を辞めた人間は集団に溶け込めずに会社の歯車として働けない人間とみなされていました。
それが転職にも不利に働いたかもしれませんが、現在は社会の価値観もかわり転職市場も流動的になって来ています。
最近では一年ぐらい休職して好きなことをやり社会復帰するのは、さほど問題視されていないように思います。
むしろ多くの人がオンラインで何でも済ませられて冒険しない時代に「コイツ面白いことをやってるな」と思われるかもしれません。
社会人留学のメリット
学生時代に留学するとすれば親に学費を出してもらうことになるでしょう。
しかし社会人留学となれば、自分で貯めたお金で留学することになるので、色々と好きなことが出来ます。
一人暮らしをしたり、旅行をしたり、車を買ったり。
もちろん留学した結果身に着けた語学力や専門知識を生かして、その後の人生を有利に生きることが出来るようになるでしょう。
学生時代の留学だと世界も狭いので、やはり学校と家の往復が中心の生活になりますが、社会人は食べ歩いたり旅行に行ったり、ビジネスチャンスを模索したり色々なことが出来ます。
また学位をとるのが目的の留学であれば色々と単位を取りためないといけません。しかし日本で学位はもってるし、特に学位取得が必要ない社会人は好きなことだけ勉強できます。
僕が留学していた時の知り合いに、起業のアイディアを探りに留学しにきているという人もいました。
実家がビジネスをやっているので将来的には継ぐんだけど、その前に自分でも一個事業を立ち上げたいと言っていました。色んな人がいて面白かったです。
社会人留学の費用の内訳
社会人留学で必要な代表的な費用はこんな感じです。
留学に必要なのフライトやビザなどの書類関係の渡航費用
現地の生活に必要な住宅費や食費などの生活費
そして学校の授業料
観光などのレジャー費用
などが必要となります。
4年間じっくりと時間をかけて学部留学するのでしたら、アルバイトをする時間もあるかもしれませんが、大学院や語学学校に行くのでしたら、アルバイトをする時間はないかもしれません。
国によっては学生のアルバイトに対する条件も厳しいので、あまりアルバイトはあてにしない方が良いかもしれません。
休暇も兼ねた留学でしたら、観光にも行きたいと思います。ある程度は観光する費用も用意してきたいところですね。
社会人の留学費用の調達方法
会社負担で留学する
とても人材育成に熱心な会社では、お休みを取りつつ会社の経費で留学させてくれるというところもあるでしょう。半年から1年程度の留学の場合もあれば、1~2年しっかりとMBAの留学をさせてくれる会社もあります。会社だけではなくて公務員でもそういう制度はあるでしょう。
ただし、帰国後はもちろん会社の幹部として活躍することが期待されていますので、少なくとも数年は元の会社で活躍することになるでしょう。
それはそれで帰る場所まで保証されていて夢のような待遇ですよね。
でも海外生活から戻ると、元の職場が退屈に感じてしまって辞めたくなってしまう人が多いのではないでしょうか?
会社もそういうのはわかっていますので、何年以内に辞めると学費も全額返金といった取り決めがあると思います。
奨学金で留学する
なかなか全額の奨学金を得ることは難しいと思いますが、学費の一部や生活費の一部の支援を受けられるものはあります。
返済が必要なものと、不要なものがあります。
返済が必要なものは要するに借金です。利息などかなり優遇されていて、返しやすくなっているとは思いますが、安易に利用するのは注意しましょう。
自腹で語学留学する
誰の世話にもならずに、自腹で留学するのは一番気楽です。
特に目的を誰に問われることもなく、成果を求められる若でもありません。
1年ほど海外で勉強しながらゆっくりしたいというのでしたら、それもありですね。
社会人留学からの日本社会復帰
せっかく留学するのですから、何かしら成果を上げてから日本社会に復帰できるといいですね。
僕の場合はしっかりした英語力を身に付けたかったので、それが身に着くまでは帰るつもりはありませんでした。
結果として帰国後企業に再就職することはありませんでしたが、現在は英語のプロとしてフリーランスとして活躍できています。
また英語の講師としても、大学、専門学校、英会話学校とどこでも受け入れてもらえるだけの英語力を身に付けました。
僕の場合は前職とは全く違う分野で仕事をしたかったので、高い英語力を身に着けて武器にする必要がありました。
僕と同じような立場の人は必死に頑張って下さい。
僕の周りでは社会人留学生は1~2年で日本に復帰した人が多かったですが、主に前職に関係ある仕事についていますので、あまり留学は関係なかったのかもしれません。
元々前職でのキャリアがしっかりしていたので、似たような業界にスムーズに戻れたのかなと思います。
社会人の留学は目的や目標をしっかり持とう
やはり限られた時間とお金の中での留学でしたら、しっかりと目的を持ちましょう。
「一年ゆっくりする!」
が目的なら、それはそれでいいと思います。
しかし英語力を身に着けて人生変えたいなら、目的を持つことは大事です。
日本に復帰した時には、こんな仕事をしたいから、これぐらいの英語力を身に着けて帰って来るという目標です。
僕の場合は通訳案内士になるのが夢であり目標でした。
時間はかかりましたが、その試験に合格することができたので安心して帰国できました。
目的や目標がないとだらだらと流されてしまって、変えたかった人生全く変わらない可能性もあります。
社会人の留学は思い通りにはいかない
ただし、計画をいくら立てても海外の生活では自分の思い通りにはいきません。
日本で会社では結構仕事ができて優秀と評価されていた人も、外国に行ってうまく言葉が話せなければ赤子も同然です。
日本では輪の中心に居たような人でさえ、あまり自分のことも表現できずに「おとなしい人」と思われることもあります。
何事も予定通りにはいきませんが、イライラせずにそういうもんだと思ってのんびり構えたほうがいいです。
まとめ
社会人の留学には人生を変える力がある。
楽しく過ごすのも社会人留学の魅力。
英語を武器にしたいなら目的や目標を明確にしておく。
何事も上手く行かないが、おおらかに構えて頑張るのみ。
ではでは See you next time!!!