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英語の仕事

【英語のプロ】英語を使ってする仕事紹介~通訳編

こんにちは。

今回はカナダ留学を経て。下っ端通訳として活躍しているベガが通訳についてお話します。

いきなりフリーランスは敷居が高いですが、段階を踏むことで

スキルアップし、年収もアップして行けます。

通訳の仕事

通訳は異なる言語同士のコミュニケーションをお手伝いする仕事です。

これを読んでいる方はボランティアではなく職業として通訳を目指す人が多いと思いますが、職業としての通訳が必要とされるのはビジネスの現場です。

また一般の方では理解が難しい場面での通訳が求められることが多いです。

ITの進化で通訳の仕事もなくなるのではというお話もありますが、通訳が必要とされているのは重要な場面ですので、まだまだ安心して機械任せに出来るまでには数十年かかると思います。

社内通訳とフリーランス通訳

通訳には社内通訳として正社員や派遣社員で勤務する場合とフリーランスでお仕事する場合があります。

難易度としては社内通訳の方がやりやすいです。同じ会社の中で繰り返し通訳をしていくことでどんどん会社の商品にも詳しくなっていきますし、先輩通訳などもいて「育てる」つもりで使ってくれることが多いです。

社内通訳は会社にとっては自社側の人間ですので、仲間として評価も甘くなります。

しかしフリーランスは毎回違う現場で出たとこ勝負です。通訳をする時は先輩も後輩もなく一人のプロとして、それに見合ったレベルを要求されます。

一回失敗したら挽回するのは難しく、二度と同じ会社から依頼が来ないだけではなく、エージェントからの評価も下がるかもしれません。

年齢的にも可能であればまずは社内通訳で経験を積み、専門分野を作ってからフリーランスになるといいでしょう。

通訳の注意点

通訳は基本的に2人以上のコミュニケーションのお手伝いをしますが、

「何も足さない、何も引かない」

事が重要で、10個の話があったら10個訳さなければいけません。

ただし、言語ごとに文化の違いもありますので文字面だけ訳していてもなかなか伝わらないときはあります。そういった時は少し分かりやすく補足をする必要はあるかもしれません。

ただし、話者同士の

「それはどういう意味ですか?」

というやり取りも訳すのが通訳の仕事ですので、あまりアレンジはしてはいけません。

フリーランス通訳の種類

同時通訳

通訳で大きく稼ごうとするのであれば同時通訳を目指すといいと思います。

場面としては国際会議やシンポジウムなどです。

2つの言語を聞きながら話すというのは、かなり特別な能力で訓練が必要です。まず2つの言語を高度に操れるのは当然の前提条件です。

耳では一方の言語を完璧に聞き取り、要旨を保持しながら分かりやすい言葉で別の言語で訳していくという作業です。

かなりの集中力を要しますので通常同時通訳はチームで行います。15分ぐらいでどんどん交代していく感じです。

通訳が必要な方の後ろに控えていて耳元で囁くように通訳したり、静かな隔離されたブースに入って通訳し、イヤホンを使って会場内に配信する場合もあります。

一人のスピーカーにつき一人の通訳が付く場合が多いので、双方向の通訳をすることは少ないです。

事前資料があれば、それを訳しておいてスピーカーの話すスピードに合わせて話すだけですが、資料に無いランダムな発言も訳さなければいけませんし、そもそも事前資料が全くない場合もあります。

頭の回転の良さが必要とされますので、誰でも出来るわけではありません。

逐次通訳

逐次通訳はスピーカーが話している間は黙ってメモを取りながら聞いています。そしてスピーカーの話が途切れたら通訳をして話ます。

場面としては、講演会、社内会議、社内商談、視察、表敬訪問などです。

同時通訳と違い逐次通訳は長時間一人でやることが多いです。同時通訳ほど脳みそを酷使しなくてもいいですが、それでもかなり消耗します。

また一人で担当しますので双方向の発言を訳さなければいけない場面も多いです。

スピーカーが協力的であれば、適度な間を入れてくれるますが、そうでなければ5分ぐらい話し続けることもあります。いくらメモを取るとは言え、それだけの情報を覚えておくのは至難の業です。

メモもすべてを書き取る時間はありませんので、みなさん自分なりに記号化してメモを取っています。

メモ取りが適当だと自分でも意味が分からなくなってしまいます。

これも事前資料があれば助かりますが、ないことも多く普段の勉強が重要です。

色んな分野をこなせるといいのですが、なかなかそれは難しいので専門分野を持つことでやりやすくなります。

商談通訳

商談通訳は展示会なので行われる短い個別商談やブースでの通訳がメインとなります。

は1対1や2対2など比較的少人数で行われることも多いので、比較的やりやすい通訳です。

スピーカーがマイクを使って一方的にはなすわけではありませんので、少し意味が分からないことがあっても、スピーカーに聞き返す時間があります。

もちろん聞き返すことでコミュニケーションが滞りますので、一回で通訳できるのが望ましいです。

アテンド通訳/随行通訳

同時通訳や逐次通訳、商談会議などは会議の場所や商談会の場所で行うものですが、アテンド通訳は移動時間や視察などに同行をする通訳です。

他の通訳が双方向の会話を忠実に通訳するのに対し、アテンド通訳は少しリラックスした雰囲気で、雑談などもすることが多いです。

また買い物などの手伝いも頼まれたりすることがありますので、高い通訳能力よりもホスピタリティが求められることも多いです。

ただしアテンドしながらも視察の途中や記者会見などで逐次通訳をしなければいけないこともありますので、自分の能力にみあったお仕事を受けていくのが重要です。

フリーランスの通訳の報酬はいくらぐらい

通訳の報酬はその人の実力次第です。

経験や実力、専門分野への知識があれば、言い値が通る場合もあります。

通訳の内容および通訳自身のランクによって料金が変わります。

通常通訳を手配するエージェントは通訳をS~Dなどにランク付けしています。

ここでは一般的な報酬を上げておきます。

通訳内容報酬目安(1日8h程度)
同時通訳7万
逐次通訳4万
商談通訳2.5万円
アテンド通訳2.5万円

インターネットで通訳の料金を調べるともっと高いかもしれませんが、それには通訳を手配する会社の手数料がはいっていますので、実際に通訳者に渡る報酬はもっと少なくなります。

ここでは一日料金ですが、残業は加算されるでしょうし、半日だと6掛けぐらいになるでしょう。

お付き合いが長くなったり、紹介などで通訳をする場合は、通訳エージェントを通さないこともあります。その方がクライアントも費用を抑えられます。

ただし自分が体調不良で行けないときの代替の手配をどうするとか、エージェントさんとのその後のお付き合いもありますので、直接取引がどのように影響するのが十分に検討してからお受けしましょう。

通訳の年収は?

単価はなかなか高い通訳のお仕事ですが、その準備には膨大な時間が必要です。また継続して勉強が必要です。

慣れてくれば、準備時間は減ると思いますが、やはり実際に通訳する時間の10倍は準備時間を見ておいた方が良いです。

そしてフリーランスであれば、仕事があるときとない時がありますので、どれだけの日数稼働できるかで年収が変わります。

通訳は通訳を必要とした人達がいて、その場に立ち会って初めて成立しますので、自分の働きたい時間、平日に週5日9時~5時で40時間埋めるというのは出来ません。

もちろんお仕事のオファーが多ければ、スケジュールを埋めるチャンスはそれだけ増えますので、売れっ子通訳は有利です。

フリーランスの年収は

日当x稼働日数ー学校での勉強などの経費

となります。

日当5万円で年間100日稼働できれば500万円です。

人気実力があれば、1000万越えも可能です。