みなさんこんにちは。
30歳手前から真剣に英語学習を始めて
現在英語のプロとして活躍するルアです。
今日は英語の資格「英検」についていお話します。
英検って子供の頃に受けたなぁ
あれって子供が受けるもので大人には関係ないんじゃない?
転職でアピールできるのは2級以上。
さらに準1級以上持っていれば英語で結構できる人と認識されます。
四技を試される英検は準1級ともなるとかなり難しくなるので簡単には合格できません。
転職でアピールするなら、このレベルを目指しましょう。
英検-実用英語技能検定の沿革
英検は昔は文部省との結びつきがかなり強い資格でした。
それもそのはず1961年に英語教育の重要性が政府に進言されて1963年に財団法人日本英語検定協会が誕生しました。
そして1963年に行われた第一回のテストでは1,2,3級のみの設定で約38000人が受験し、合格者は15,259名だったそうです。
そのように国の主導で始まった英検ですので、今も学校教育との結びつきが強いです。
英検は文部省後援で始まり文部省認定技能でしたが現在は認定制度が廃止になりましたのでまた文部省後援に戻っています。
ちなみに「英検」は略称で正式名は実用英語技能検定と言います。
英検の概要
英検は1次の筆記試験と2次の面接試験があります。
読み書き聞き話しの四技が試されるテストとして評価されています。
英検のテーマとしてはアカデミック(学問的)なもの、学校生活、日常生活の話題が多いので、なんとなく学生向きという印象があると思います。
英検の実施級
現在の実施級は以下の通りです
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級
英検の実施方法
現在英検は会場で受験する従来型のテストと、センターで予約して随時パソコンで受験するCBT方式で受験できます。
従来型英検の試験日程
従来型英検は基本年3回の実施です。
実施回 | 一次試験 | 二次試験 |
---|---|---|
第一回 | 5月 | 6月 |
第二回 | 10月 | 11月 |
第三回 | 1月 | 2月 |
基本日曜日を中心に行われます。近年コロナ対応で色々と臨時対応をしていますが、大まかなスケジュールはこのような感じです。
受験案内 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp)
英検S-CBTの実施方法
S-CBTは自分の好きな日時に予約してコンピューターで受験する方式です。
好きな時に受験できますが、従来型と同じように一年を3つの実施回に分けています。
実施回 | 実施月 |
---|---|
第一回 | 4月~7月 |
第二回 | 8月~11月 |
第三回 | 12月~3月 |
それぞれの実施回で最大2回受験できます。
英検の受験料
現在の英検は受験方式などにより少し差があります。
コロナ禍で会場不足というのもありS-CBTを推進しているのでS-CBTは少しお安くなっています。
従来型英検受験料
従来型英検受験級 | 受験料 |
---|---|
1級 | 12600円 |
準1級 | 10700円 |
2級 | 9700円 |
S-CBT英検受験料
S-CBT英検受験級 | 受験料 |
---|---|
準1級 | 10,200円 |
2級 | 9,200円 |
※S-CBTに英検1級はありません。
就職・転職に使える英検は何級から?
子供の頃から受験できる5級などですとやはり、就職・転職用に履歴書に書いてもアピールにはなりません。
やはり最低でも2級の取得が必要です。
英検の発表している各級の目安は次の通り。
1級 | 大学上級程度 | 二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。 カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。 世界で活躍できる人材の英語力を証明します。 |
準1級 | 大学中級程度 | エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。 「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。 |
2級 | 高校卒業程度 | 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。 海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。 ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。 ライティングが加わります。 |
英検のメリット
英検は四技を試す試験ですので、準1級や1級レベルではTOEICなどの読み書きしかないマークシートのテストよりも難しいです。
そのため一般企業への転職でしたらTOIECでも十分ですが、英語の専門職となると英検の方が実力を証明できます。
また学習自体もエッセイを書いたり、会話の練習したり、色々な技術を磨きますので、参考書と向かい合ってひたすら問題を解くというような試験勉強が苦手な人にも向いています。
また合格不合格で結果が出ますので厳しいですが、だんだん合格を積み重ねて上の級に上がっていくという達成感があります。
英検で具体的にはどのような仕事ができる?
実際に世の中に出ている求人を見れば、それぞれの業務でどの程度の英語力が求められているかわかると思います。それにプラスして英語業界に身を置くものとしてコメントします。
英検2級でできる仕事
貿易事務/英文事務
受付
電話の取次ぎ
児童英語の講師
塾講師
あまり複雑なやり取りは難しいのですが、時間をかけてGoogle翻訳を使いながらならメールのやり取りができるとか、定型文なら海外ともやり取りできます。
また来客時や電話などでも、要件を伺って担当につなぐぐらいの事は出来るでしょう。
また児童英語教室や英語塾などでしたら教えることもできるはずです。英検2級が高校卒業程度ですので、大学受験になってくると少し荷が重いかもしれません。
【英検2級】を含む求人・転職情報|【リクナビNEXT】で転職! (rikunabi.com)
英検準1級でできる仕事
社内翻訳
社内通訳
海外営業
海外勤務
英会話講師
いきなり英語のプロとしてフリーランスで活躍するのは難しいですが、ある程度時間をかけて慣れていける社内翻訳や、通訳ならできると思います。
社内の書類や会議というのは同じようなことの繰り返しですので、やればやるほど知識が積み重なっていくのでだんだんできるようになります。
また英語を使って少し複雑なやり取りもできます。何の準備もなく話すのはまだ難しいですが、念入りに準備したプレゼンや自分の専門分野の商談は出来るはずです。海外のクライアントとも日常的なやり取りはできるでしょう。
海外勤務や営業もネイティブ相手でなければこなせるでしょうが、ネイティブ相手では少しきついかもしれません。
英語の講師としても受験生や初級の英会話ぐらいなら教えることが出来ると思います。
英検 準1級 求人の転職・求人・中途採用情報【doda(デューダ)】
求人ボックス|英検準1級の仕事・求人 – 東京都 (xn--pckua2a7gp15o89zb.com)
英検1級でできる仕事
フリーランスの翻訳や通訳
通訳案内士
海外勤務
英語資格講座講師
英検1級レベルになると実はさほど必要要件としている求人はありません。どちらかと言えばアルバイトや正社員で要求される英語のレベルを超えているからです。
英検1級になると英語のプロとしての道が見えてきますので、フリーランスの翻訳や通訳、通訳案内しなどもできるようになります。
しかし英語のプロとしては英検1級は最低限のレベルですので、ここからプロとして要求される厳しい品質を確保できるようにさらなる努力が必要となります。
講師としても様々なレベルの学習者を教えることが出来るようになります。英検やTOEIC講座など少し難しいものや専門学校大学などの非常勤講師なども担当できるでしょう。
英会話講師としても中級や上級コースも担当できるでしょう。
英検1級に合格していれば全国通訳案内士試験の英語の筆記試験も免除になりますので、そちらも併せて取得が見えてきます。
英検 1級 求人の転職・求人・中途採用情報【doda(デューダ)】
【英検 1級】を含む求人・転職情報|【リクナビNEXT】で転職! (rikunabi.com)
まとめ
英検は学校と結びつきが強い資格なので子供の資格と思われがちですが
2級以上持っていれば転職にも使えます。
特に準1級以上は転職にも有利です。
少しずつ上の級を目指して有利に転職活動を進めましょう。
ではでは See you next time!!!