こんにちは。
カナダ留学後、通訳案内士、商談通訳、英語講師として稼働するルアです。
今回は英語を使ってするお仕事の英語講師・英会話講師についてお話します。
ある程度英語力が身についてきたり、留学から帰ってきた時には講師の仕事はいいです。
英語を仕事にすることで自分の英語力のキープや向上にもつながります。
また職歴が無くてもきちんと勉強した留学帰りの方であれば採用されやすい職業です。
これを読めば英語講師業の全体像が分かるはずです。
英語講師・英会話講師とは
英語の講師と言っても色々な仕事があります。
こども英語、英会話、塾、中学や高校、専門学校、大学、資格対策講座講師
それぞれに要求される英語のレベルも異なります。
レッスンも英語で行う場合と日本語で行う場合があります。
それぞれの学校、クラス、目的などで教材や教え方も異なります。
大手の学校であれば教材は用意されていますが、中小だと自分で全て考えて用意する場合もあります。
経験のある先生であれば全て任せてもらえる方がやりやすいかもしれません。
英語講師・英会話講師のメリット
やはり生徒さんに教える仕事は楽しいです。
人に会うのが苦にならない方は楽しめることでしょう。
また講師も授業をすることで学べることが沢山あります。
人に教えるには2倍~3倍の知識が必要と言われます。いい授業をするには良い準備が欠かせませんので大変ですが、自分のためにもなります。
また外国人の同僚や英語が好きな日本人の先生方と知り合えるのも大きな魅力です。
英語講師・英会話講師のデメリット
レッスンは生徒さんの学校や仕事が終わってからの時間帯がメインになりますので、夜が遅くなったりとか、週末出勤の可能性もあります。
全日制の「学校」で教えるのでしたら平日の昼間の授業がメインですが、英会話や塾などはやはり不規則になります。
また準備時間が無給というのがほとんどです。時給は一見高めの仕事もありますが、それは準備時間込みという設定です。
基本的は現場職ですので大きな昇給も出世もありません。もしそれを望むなら、より良い時給を求めて転職するか、経営側の仕事もする必要があります。
英語講師・英会話講師になるには
それぞれの講師の仕事内容や要求されるレベルなどのお話をします。
子供英会話講師
TOEIC600点ぐらいから
あまり高い英語力は求められてはいません。必要最低限の英語ができれば大丈夫です。
それより子供たちの相手をしますので、一緒に歌を歌ったり踊ったり、そういうのを楽しめることが大事です。
保護者の対応も大事です。子供の相手は好きだけど、保護者は嫌いというのではちょっと困ります。お金を出すのは保護者なので、保護者受けがいいのも大事です。
塾講師
TOEIC600点ぐらいから
塾では会話の能力はあまり問われません。
それよりも学校の試験や受験で合格させることが大事です。
日本人の学生が間違えやすい文法や単語が頭に入っているといいでしょう。
塾で用意された教材を教えることがほとんどですので自分でレッスンプランを練る必要はないです。
個人授業であればその子がわからないとこを把握して丁寧に説明するなどの根気良さが必要です。
ただ塾に通う子は必ずしも「英語が好きではない」ですし、他の教科も勉強しなければいけませんので、効率よく英語の成績があがるように教えることが大事です。
英会話講師
TOEIC800点ぐらいから
高校生から大人に向けて英会話を教えるという想定でお話します。
大手の学校なら教材が用意されていますし、マニュアルも完備されています。
複数の先生が教えますので、どちらかと言えばマニュアルに沿った指導が必要です。
しかし生徒を飽きさせないトークやクラスをリードする力なども必要です。
授業の準備には結構時間がかかりますが、通常準備は自宅でするのでその時間は無給です。
資格対策講座講師
TOEIC900点ぐらいから
英検やTOEICなどの資格策をしますので当然その資格を持っている必要があります。
自分にも学習経験がありますので、教得られることは沢山あると思います。
しかし難しいレベルを教えると生徒さんからの質問も多岐にわたりますので、しっかりとした実力が無いとしどろもどろになってしまいます。
そのため英語力としても高いものが求められます。
ただTOEIC対策では英会話は必要ありません。どちらかといえば細かい文法も説明できることが必要です。
このため帰国子女の講師であってもTOEIC対策を教えるのは難しいですが、逆に留学経験は無く会話が得意ではなくてもTOEICは高得点という講師も沢山います。
中学・高校・専門学校・大学
それぞれの学校の英語の教科を教えることになりますが、教員資格が問われることが多いです。
中高であれば教員免許が必須です。
専門学校や大学での「一般教養の英語」であれば学士で教えられることもありますが、普通は修士が求められることが多いです。
あまり多くありませんが、そのような免許を持っていなくても英検1級や通訳案内士など高い英語力を持っていれば専門家として外部講師で採用されることもあります。
学校では年間のカリキュラムも自分で組んだり、中間、期末テストの作成や成績をつけることもあります。
またレベル毎にクラスが分かれていないことも多いので、どのレベルに合わせて授業をしていくかは難しいですし英語は好きではない生徒も沢山います。
教科を教えるだけではなく、時には人生相談にも乗る「先生」の役割も必要です。
英語講師・英会話講師は未経験でも始められる?
講師としての経験が無いと採用してくれない学校がほとんどです。
しかし心配はありません。
そんなときはステップを踏みましょう。未経験可の学校から始めて一年もすれば経験者です。
私も大手の英会話学校から始めました。大手の英会話学校は経験は問いません。むしろ英語力や発音の綺麗さが求められます。
また新人の研修もしっかりしていますので、教授法などもしっかり身に付けましょう。
留学経験は無くても英会話学校の生徒から先生になったという人も沢山います。学校にとっては全てのクラスを終了した生徒さんは頼もしい講師候補になります。
発音に自信が無くても塾講などから始めて資格対策講座を教えるというルートもあります。試験対策がしっかりできるというのも立派なスキルです。
英語講師・英会話講師の収入は?
講師の働き方は主にコマ単位で教える非常勤講師の働き方と正社員や契約社員でフルタイムで働く働き方があります。
非常勤の場合は時給です。
時給は1000円~5000円ぐらいまで幅があります。
成績をつける学校ではテスト作成や成績をつける時間は別途の手当が出ることもあります。
やはりレベルが高く教えられる人が少ない授業は時給も高くなります。
時給を上げて行くには、どんどん上のレベルで教えられるようにスキルアップして行くといいでしょう。
非常勤講師は通常授業時間分の時給しか支払いはありませんので、準備時間は無給です。何年も同じテキストで教えるのでしたら、だんだんと準備時間は短くなりますが最初は長時間かかるでしょう。
実際に準備時間など入れると仕事している時間は8時間だけど4コマしか教えないので4時間分のお給料しか発生しないという感じです。
ただ非常勤の場合は授業だけやっていればいいことも多く教科に集中できるのが利点です。
フルタイム勤務であれば自分の持ちコマ以外の時間に授業の準備ができるかもしれません。しかしフルタイム勤務であれば通常授業以外の仕事も任されますので、なかなか空き時間を自分の準備には使えない学校が多いと思います。
例えば生徒さんの体験レッスン、カウンセリング、来客対応など営業面のお手伝いも必要になるでしょう。
講師の場合はフルタイム契約だと社会保険は付きますが、ボーナスなどはない場合も多いですし、昇給も限られています。
そういった普通の会社の正社員の待遇を求めるなら本部運営など経営側に参加する必要があります。
英語講師・英会話講師のまとめ
英語講師・英会話講師は人に会う仕事なので楽しいです。
ただ準備時間も長いので大変です。
職歴が無くても英語力があれば採用されやすいので留学帰りにもおすすめです。
時給アップのためにはより難しいレベルで教えられるといいでしょう。
不安定でも一生現場という働き方も可能ですし、将来が不安なら正社員採用をしている学校で働くといいでしょう。
本日はここまで
ではでは See you next time!!!