DUNE砂の惑星を映画館で見てきました。
私たちは映画を見る時にあまり事前情報を入手しません。
映画館で見る予告編ぐらいです。
何の先入観もなく見る方が楽しめるからです。
しかしDuneについては予習無しでは少し難しいかもしれません。
DUNEには壮大で緻密な世界観があります。
実際原作小説にも「用語説明」があるぐらいの複雑な世界観です。
しかし「スターウォーズ」「アバター」「ナウシカ」にも影響を与えたと言われるこの作品はSFファンなら見ないわけにはいかないでしょう。
今回は DUNE/デューン 砂の惑星をネタバレしない程度に抑えておきたいポイントをお伝えします!
背景知識を持ったから見ることで、聞こえる量は増えるはずです。
DUNE/デューン 砂の惑星の概要
Duneはアメリカの作家フランク・ハーバートが1968年に発表した小説Dune「デューン砂の惑星」を原作とした映画です。
この作品が映像化されるのは実は初めてではありません。過去にも映画化やドラマ化されていますが評価はまあまあです。
他にも映像化が試みられたことが何度かありますが、そのストーリーの複雑さから計画が断念したりもしています。
2021年にまた映画化された背景には最近のCG技術の発達がDuneのストーリーの複雑さに追いついてきたということだと思います。今回の映画化に関してはおおむね好評価を得ているようです。
小説Dune「デューン砂の惑星」は大作で小説は6部作で構成されています。
「デューン砂漠の救世主」Dune Messiah
「デューン砂丘の子供たち」Children of Dune
「デューン砂漠の神皇帝」God Emperor Of Dune
「デューン砂漠の異端者」Heretics of Dune
「デューン砂丘の大聖堂」Chapterhouse
DUNE/デューン 砂の惑星のストーリー
小説「デューン/砂の惑星」を原作にしたスペクタクル・アドベンチャー。10,190年、 銀河系は分裂した。人類が地球以外の惑星に移住して宇宙帝国を築いたこの世界では、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれていた。レト・アトレイデス公爵は皇帝の命を受けて、砂漠の惑星アラキスを治める事になる。通称デューンとも呼ばれるアラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地。アトレイデス家には莫大な利益がもたらされる筈だった。しかし妻のジェシカと息子のポールを連れてデューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀。青い瞳を持つ現地の自由民フレメンは敵か味方か。そしてメランジを守るように突如現れすべてを飲み込む巨大なサンドワームの存在は、その意味は。父を殺されその地位を追われ、全宇宙から命を狙われる青年・ポールとジェシカの運命は……。
AEONシネマより
押さえておきたいDUNE/デューンの背景知識と用語集
Duneの世界観
時代は西暦10190年。
人類の科学技術は発展を遂げて、AIに人類が支配されるという時代を経験している。(ターミネーターよりも未来の話ですね!)
その後人類は反乱を起こしAIを打ち負かす。そういった経験から思考するコンピューターやロボットの製造は禁止されている。
そのため人類は肉体的、身体的な進化を遂げて不思議な能力を持つ者もあらわれた。
そのような能力を持つものが公家に利用され政治世界に多大な影響力を及ぼしている。
人類は宇宙に進出し、帝国を築いています。その中心には皇帝がいます。
そして皇帝の命で各惑星は公家によって統治されるという封建社会です。
またこの世界では皇帝、領主会議、ギルドという3つの勢力は均衡しています。
皇帝は帝国を統治しています。
領主会議はアトレイデス家やハルコネン家などの公家が属する組織です。
ギルドは宇宙の航行輸送を取り仕切る組織。
アトレイデス家
ポール・アトレイデス:主人公。未来が見える能力を持つ。父亡き後のアトレイデス家の後継者。
レト・アトレイデス侯爵:ポールの父でよき指導者。皇帝とハルコネン家の陰謀により命を落とす。
レディ ジェシカ:ポールの母。ポールを不思議な力に目覚めるように訓練し、一緒に旅をする。
ハルコネン家
ハルコネン男爵:皇帝と手を組んでレトをハメる悪名高き残忍な男。
ラッバーン: ハルコネン男爵の甥。高い戦闘力を持つ。
自由の民 フレメン
謎多きDUENの先住民。過酷なDUNEの環境に適応した民。青い目を持つ。「リサン・アル・ガイブ」とう救世主が現れるのを待っている。
ベネ・ゲセリット
女性のみで構成される秘密結社。魔女とも呼ばれる。極秘の目的で動いている。精神と肉体の鍛錬で特殊能力を体得している。
声(Voice)では人の心を操ることが出来る。
計画的な婚姻により良き未来を導く救世主「クイサッツ・ハデラック」の誕生をもくろんでいる。
ポールの母ジェシカもベネ・ゲセリットの一員。
その他のDUNE用語
惑星アラキス:DUNEと一緒。DUNE「砂の惑星」はアラキスの通称。
メランジ:Spiceとも呼ばれる。抗老化作用を持つ物質。人間の特殊能力の活性化にも作用する。世界で唯一DUNEだけで採取できる。(それが争いの素)
サンドワーム・砂虫(sandworm):DUNEの砂の中に住んでいる巨大なミミズのような生物。フレメン達はサンドワームをシャイ=フルードと呼び崇拝している。
メンタート:人間コンピューター。コンピューターやロボットなどは禁止されている世界で進化した高度な推論能力を持つよう訓練された人間。
DUNE/デューン 砂の惑星のキャスト
DUNEは今のハリウッドを代表する若手俳優をスウェーデンを代表する名俳優が支える万全の布陣です。
ティモシー・シャラメ Timothée Chalamet(ポール・アトレイデス役)
1995年12月27日ニューヨーク生まれ アメリカとフランスの二重国籍の俳優さんです。
プリンス・オブ・ハリウッドの二つ名をもつ「ティム」は幼少期からコマーシャル、ドラマ、映画などに子役として出演。
2017年に主演した「君の名前で僕を呼んで」では第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされました。
レベッカ・ファーガソン Rebecca Ferguson (レディ ジェシカ役)
1983年10月19日スウェーデン ストックホルム生まれ イギリス人の母親を持つスウェーデン人の女優さんです。
代表作に2013年に主演を務めたテレビドラマ「ホワイト・クイーン 白薔薇の女王」
こちらのドラマではで第71回ゴールデングローブ賞ミニシリーズ・テレビ映画演技賞の主演女優賞にノミネートされました。
ミッションインポッシブルシリーズにもローグネイション以降Ilsa Faust(イルサ・ファウスト)役として出演しアクションも披露しています。
実際ティムとは12歳しか離れていませんので、作品中でも親子というより恋人?と思ってドキッとしてしまうような場面もあります。
ゼンデイヤ・マリー・ストーマー・コールマン Zendaya Maree Stoermer Coleman (チャニ役)
1996年9月1日アメリカカルフォルニア州生まれ
ディズニーチャンネル「シェキラ!/Shake it up!」のロッキー・ブルー役が代表作。
歌と踊りが得意なファッションリーダー的女優さんです。
今回の映画でもZendayaがどこに出ているか楽しみで、探している人が多かったみたいですね。
今回はポールの夢に登場する謎の美少女役を演じています。
ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgård(ハルコネン男爵役)
1951年6月13日スウェーデン・ヨーテボリ生まれ
いいドラマにはいい悪役が必要ですね。
今回太り過ぎてもはや歩けないので、宙に浮いて移動しているハルコネン男爵を演じました。映画の中ではまあまあみられる感じでしたが本当はもっと醜いイメージらしいです。
スウェーデンでテレビや舞台を中心に活躍し、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のProf. Gerald Lambeau(ジェラルド・ランボー教授)役などで知られている名俳優さんです。
DUNE/デューン 砂の惑星のTrailar(予告編)
日本語版予告編はこちら
English Trailer is here.
DUNE/デューン 砂の惑星の評判
壮大な世界観とスペクタクルなCG。
各世代の名監督が映画化に苦労した理由もわかります。
今回もIMAXで見たほうがいいと言っている人も多いです。
それではSNSの反響をご紹介します。
DUNE/デューン 砂の惑星の続編は?
DUNE/デューン 砂の惑星の続編政策は既に決定し発表されています。
全米では2023年10月20日公開、日本でも2023年中に公開予定です。
世界観を十分に学んだので2作目はも理解できるはず。
楽しみですね!
ではでは See you next time!!!