みなさんこんにちは。
30歳手前から真剣に英語学習を始めて
現在英語のプロとして活躍するルアです。
今回はカンバセーションパートナーについてお話します。
語学の上達はとにかく使うことです。学校などで習うのも大事なのですが、日々の何気ない会話は一緒に日常を過ごすことが出来るパートナーがいることで多くの表現を学ぶことが出来ます。
是非そのようなパートナーを見つけて切磋琢磨してください。
カンバセーションパートナーやランゲージエクスチェンジとは?
Conversation Partner(会話の相棒)やLanguage Exchange(言語交換)というのは言語や文化を学習する人たちが、お互いに教え合えるパートナーを見つけることです。
例えば英語を勉強している日本人の倫太郎君(仮)が日本語を勉強しているアメリカ人のMike君(仮)とお互いに言葉を教え合いましょうという感じです。
ここで大事なのがお互いにメリットがあるという関係にあるということです。
なので無償で言語を教えてもらうボランティアさんとか、お金を払って教えてもらう関係とは少し違います。
交換するものがあるのなら言葉同士じゃなくてもいいでしょう。
日本語を教える代わりにウクレレを教えてもらうとかです。
初級者同士のLanguage Exchangeは会話は難しい
カナダに居た時にメキシコ人の友達とLanaguage Exchangeをしたことがあります。
お互い初心者だったこともあって最初は頑張って、数の数え方とかから教え合ってたのですが、やはりなかなか続きませんでした。
初級の文法や最低限の語彙もない状態では会話は成立しません。
結局中身の無い単語の交換で終わってしまいます。
Beautifulってなんていうの?
「可愛い」だよ
「linda」だよ
みたいな感じです。
最初はノリで何とかなるのですが
これじゃあすぐ飽きてしまうのもわかると思います。
カンバセーションパートナーは中級ぐらいからつくろう
やはりカンバセーションパートナーを持つのは中級ぐらいからがオススメです。
そのぐらいになってくるとある程度の事は話せると思います。
しかし「話せるけど自然じゃない」「ネイティブだったらなんていうのかな?」
ぐらいの状態になるとネイティブスピーカーとの言語交換は効果を発揮します。
「意味はわかるけど普通はこういうんじゃないかな?」
そして初級の場合は結構教えるテクニックや忍耐力も必要です。
しかし中級以上であれば、「自分はこう言う」という感覚だけでアドバイスできれば十分です。
先生と生徒の関係とは違う会話ができる
お金を払って英語を教えてもらうのと、カンバセーションパートナーを作るのは何が違うのでしょう?
皆さんも仕事で話す言葉と、友達と話す言葉は多少違うと思います。
日本語は丁寧語とか尊敬語とか色々あるからというのもありますが、英語にも場面や関係性による言葉の違いは存在します。
映画とか見ているとよくわかると思いますが、日常会話には結構ラフな言葉や、汚い言葉も使われます。
“fu*k”だったり”shi*だったり。
若いアメリカ人の子の会話では1分に一回は出てくるかもしれません。
同様に日本語だったら
「マジで」「やばい」など
学校の先生は授業では絶対使わないですよね
このように先生が使わないけど、日常では頻繁に使われる用言も沢山あります。
実際に会って会話するメリット
今ではオンラインで会話をするのは普通になっています。
でもカンバセーションパートナーとは可能であれば会ってお話することをお勧めします。
一緒に出掛けたりすることで普段英会話学校では習わないようなシチュエーションに出会えるからです。
英会話学校も先生も一生懸命色々な場面を想定して、会話を用意してくれます。
でもそれでも世の中の全ての事をカバーできるわけではありません。
そして何より自分の実体験ではないので、印象に残りにくいです。
しかしカンバセーションパートナーと実際にレストランで会って話をしたりすることで、自然なオーダーの仕方なども目にすることが出来ます。
たとえば「そろそろ行こうか?」
なんていう時にLet’s goとは言いません。まあ場面によってはありかもしれませんが。
普通は”shall we go?”もしくは”shall we?”とだけいいます。
日本語だと「行く?」「そろそろお開きにしますか」などといった感覚です。
もちろん英会話学校などでもこういうのは習うのですが、一回習っただけで身に付くものではありません。
でも毎回カンバセーションパートナーと話して、”shall we?”って言ってたら、さすがに覚えます。
オンラインで会話するメリット
オンラインでしか会えないカンバセーションパートナーも悪くはありません。
実際に会えるのが一番いいのですが、やはり外で会うとなると時間をかなり割くことになりますし、時間のある同士でないと厳しいです。
しかしオンラインであれば1時間スキマがあれば話すことが出来ます。
また近い距離に住んでいなくてもいいので、パートナー候補が見つけやすいです。
そして遠くに住んでいるからこそ、いつかお互いの国を訪れたいという目標も生まれます。
実際に会えた時には感動ものですね。
カンバセーションパートナーの見つけかた
カンバセーションパートナーは色々な方法で見つけることが出来ます。
友達の紹介
これが一番確実です。
まずは色んな友達に、英語を真面目に勉強している。カンバセーションパートナーを探していると宣伝しましょう。
そうすると不思議なことにどこからともなく、日本人の友達が欲しいっていっている外国人がいるという話が伝わってきます。
これは本当に不思議なのですが、自分が意思表明するだけで、結構周りの人は覚えててくれたりするものなのです。
学校の紹介
皆さんがもし学生さんなら自分の学校に留学生がいないか、カンバセーションパートナーの募集などをしていないか聞いてみましょう。
外国語学部などがあれば、学内での交流は盛んだと思います。
そもそも外国語学部の日本人だけで手は足りている可能性もありますが。
そういうプログラムがあれば話は早いですが、たとえ無いとしても、外国人との語学交流を求めてる人がいると宣伝しておくことで、誰かが紹介してくれるかもしれません。
インターネット
インターネットでもカンバセーションパートナーやLanguage Exchangeのサイトは沢山あります。
世界中の日本に興味がある人に出会えますので、何人か声を掛けてみましょう。
Language Exchange Community – Practice and Learn Foreign Languages! (mylanguageexchange.com)
Language exchange community – Speaky
Conversation Exchange – Language learning with native speakers
掲示板
国や地域にもよりますが、北米では掲示板はよく使われています。
実際の掲示板だったり、オンラインの掲示板だったりします。
大学やカレッジ、グローサリーストアなど色々なところに自由に使える掲示板があります。
そこでカンバセーションパートナー募集のようなものが出ていますので、連絡を取り合う感じです。
実際に会う場合は注意も必要
カンバセーションパートナーはいい制度なので是非お勧めしたいのですが、やはり見知らぬ他人同士が会うというリスクは多少あります。
それが外国の地であればなおさらです。
友達の紹介など身元のハッキリしている人であればいいのですが、
掲示板などであった人など最初のうちは警戒しておきましょう。
会う場所も人の多いところにして、人気のないところに行きそうになったら気を付けてください。
特に女性の方は男性のカンバセーションパートナーの方が見つけやすいと思います。
それにはやはり多少の下心があるからです。
語学の上達には恋人を作るのが一番だと言われますけど、たしかに24時間一緒に居ても飽きない人がいれば語学は上達します。
しかしそんな気が無い場合は恋愛がらみのもめ事に発展するかのうせいもありますので、異性のカンバセーションパートナーをつくるときは十分に気を付けてください。
まとめ
カンバセーションパートナーは初級者同士では難しい。
中級ぐらいになったら作るのがおすすめ。
学校では学べない表現が身に付きます。
英語学習にはとても効果のあるLanguage Exchangeですが
見知らぬ同士の出会いでもありますので最初は十分に気を付けましょう。
ではでは See you next time!!!