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カナダ ヴィクトリアでのホームステイ体験談【Canada Victoria homestay】

みなさんこんにちは。

30歳手前から真剣に英語学習を始めて

現在英語のプロとして活躍するルアです。

本日は私のホームステイ体験談をお話します。

私のホームステイはカナダのヴィクトリアと言う街で、University of Victoriaの短期語学コースに入っている時に紹介されたファミリーのところに7カ月滞在しました。

楽しい事、すれ違い、色々ありましたが新しい生活をホームステイで始めるのはおすすめです。

ヴィクトリアという街について

Viatoria州議事堂

ヴィクトリアはカナダのブリティッシュコロンビア州にあります。

ブリティッシュコロンビア州は略してBC州と呼ばれています。

BCにはバンクーバーと言う大きな都市があります。2010年にバンクーバーで冬季五輪が行われましたので、名前は皆さんご存知だと思います。

あの浅田真央ちゃんが銀メダル、高橋大輔さんが銅メダルを取った大会です。

Vancouverは大きな都市なのですが、実はBCの州都はVictoriaと言う小さな街です。

カナダでは政治と経済の中心地が違うというのは良くありますので、バンクーバーは経済の中心地、そしてVictoriaは政治の中心地です。

街の中心地にはヴィクトリアのランドマークでもある州議事堂があります。

ヴィクトリアは本当にいい街ですので、また次の機会に詳しくお話します

なぜヴィクトリアだったのか?

世界中から留学する街を選ぶのは非常に大変でした。

どこから手を付けていいかわからない。

何か英語以外に学びたいものがあるなら、ある程度滞在したい場所の目安は付くと思います。

また学生時代の交換留学でしたら、自然と交換留学先の街に落ち着くと思います。

社会人留学ともなると、どこへでも好きな場所に行けてしまうので逆に困りました。

選択肢が多すぎるのも困りものです。

それでも漠然とちゃんと英語を学ぶならアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドかなと思っていました。

旅行ではオーストラリアのニュージーランドも行ったことがありました。個人的にはそっちのアウトドアな感じが好きなタイプです。

ただ仕事に使える言葉を習得するとなると

「あんまり訛らない方がいいな。アメリカ、カナダ、イギリス辺りが良いかな」

と考えていました。

これは正解だったかはわかりません。

自分の話し言葉の訛りはいつでも直せるのですが、聞く方はなかなか慣れません。

結構癖の強いところで留学しておくと、訛りにも強くなると思います。

私は今でも北米英語のが聞きやすいです。ただ意外とアジア英語にも強いです。

そして検討したのはお金ですね。

お金を考えると、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドあたりがいいかな。

当時はあまりアジア方面と言う選択肢は考えていませんでしたが、フィリピン留学なんかも結構良さそうです。

教育をちゃんと受けているフィリピンの方達がきれいな英語を話します。

そしてやはりお金が格段に安いのが魅力です。

あと大事だったのが寒くないところ。

と言うことでカナダはちょっと無理かなと思っていました。

そんなとき後押しをしてくれたのが当時のカンバセーションパートナーのカナダ人Julianの一言。

Jul「僕が大学に行った街ヴィクトリアは雪降らないよ」

Lua「え!?カナダにもそんな街あるの?いいかも。」「どこかいい学校ある?」

Jul「僕の通ってたUVicにも留学生の語学コースあったよ」

Lua「あ、それいいね。大学のコースとか本格的っぽい」

という彼との何気ない会話でUVic (University of Victoria) に留学することになりました。(単純)

留学の最初はホームステイがいい

UVicのコースを色々調べていたところ、3か月単位で次の開始は1月からでした。

しかし思い立ったらすぐに行きたくなってしまいましたので、12月一か月だけの短期コースから始めることにしました。

そして無事に学校が決まったので今度は住むところです。

住むところの選択肢は幾つかありましたが、やはり最初はホームステイがいいよと色んな人に勧められたのでそうしてみました。

自分が経験した後もやはりホームステイから始めて正解だと思います。

ホームステイを選ぶ一番の大きなメリットは常に話し相手が側にいるということです。

また留学の初期というのは子供と一緒です。何も自分では出来ません。

大人なので何とか出来なくはないのですが、何をするにも時間がかかりますし、お金もかかります。

たとえば携帯契約しようと思って、英語が分からずに買いに行ったら、おすすめされるがままに契約して、とんでもなく高い買い物をしてしまいますよね。

お金に余裕がある人であれば、大したダメージではないのですが、貧乏留学生にとってはそうやって無駄遣いをしてしまうと死活問題です。

なので何かと側にいて助けてくれるホストファミリーには感謝です。

実は大学生の時も短期の交換留学で一か月アメリカのミズーリ州に行ったことがあります。

その時はメインは大学のドミトリーにステイして、そのうち3日間だけホームステイをするというプログラムでした。

日本人同士2人一緒に泊まるということで安心でしたが、上手くコミュニケーションを取れない敗北感が強かったのを覚えています。

そういった経験もあったので、リベンジしたい気持ちもありました。

ホストファミリーは学校の紹介だった

この時のホストファミリーとの出会いは学校の紹介でした。

当時の私の計画は1年でバッチリと英語力をアップして帰国して通訳案内士になるというものでした。

のちに計画を大幅変更して4年間いることになったのですが…

このファミリーとの契約は短期プログラムの1か月だけでした。

私が出した希望は

ホストペアレンツとの年齢が近いこと

タバコ吸わないこと

ぐらいでした。

なんとなく年齢が近い方が楽しくやれるのではないかなと思っていました。

その結果マッチングされたのは希望通りのファミリーでした。

比較的若めの事実婚のカップルRickとKatheline、そして10歳の女の子Maggieの3人家族でした。

あと巨大なGrate Daneという犬二匹。日本じゃ絶対ありえない大きさの座敷犬です。

この写真はイメージですが、こんなのが2匹家の中に居ました(笑)

Rickは消防士さんでマッチョガイでした。消防士姿を見たことは無かったのですが、きっとカッコいいに違いありません。

Kathelineの美人さんでしたが、仕事はヨガのインストラクターだったと思います。

MaggieはKathelineと前の旦那さんとの間の子なので、たまにお父さんが迎えに来て一緒に過ごしていました。

私がこの家にお邪魔していた時期は2人はまだ事実婚状態でした。

何待ちだったのか分かりませんが、当時からせっせとRickは休みがあるたびに庭仕事をしていましたが、のちにその庭でガーデンウエディングをすることに。

ああ、それで頑張っていたのね。

初代のルームメイト

こちらの家にお世話になっている間に、何人かルームメイトが変わりましたが初代のルームメイトはMiguel君。

メキシコ人のお坊ちゃんで当時まだ18歳でした。

ふらっと散歩に出かけて道に迷い、泣きながら近くの消防署に助けを求めた可愛い奴でした。

なかなかシャイで礼儀正しかった。

当時は。

彼は短期滞在だったので一緒に過ごしたのは数週間だけでした。

その後オンラインでチャットすることが何度かあったのですが、あの世代のメキシコ人の男の子は凄い成長を遂げますね。

あっというまに言葉遣いや態度までなんか「悪童」のようになってしまいました。大学デビューだったのでしょうか?

あっと言う間に流ちょうにswear wordを使いこなすようになったのはカナダ留学のおかげでしょう。

メキシコに限らず南米の若い留学生は結構お金持ちの子が多くて、家では何でも家政婦さんがやってくれてたりしますので、一般人が気軽に留学できてしまう日本人とは少し感覚が違うかもしれませんね。

ホストファミリーへのお土産

ホストファミリーにも色々準備をしていきました。当時の私は外国人が何を喜ぶかもわかっていなかったので、お猪口とか扇子とかかなりベタなお土産を持っていきました。

そして日本人には大人気なお土産、信玄餅を持っていきましたがMaggieはウエッってなってしまいました。

あのきな粉が何とも言えず気持ち悪かったみたいです。

すまんMaggie。

あとはMaggieと一緒に折り紙をしたり、日本語を教えてたり。

当時からガイドを目指していたので、結構ちゃんと日本の事を伝えようと張り切っていましたが、所詮は素人でしたのでやること全てベタでした。

そしてMaggieの学校では結構外国文化について学ぶらしく、日本人の子もクラスにいるので、結構折り紙のやり方も知っていました。

カナダは移民の国ですのでそういう文化教育は盛んだと思います。

語学コースでさえ、そういった授業は結構ありました。

折り紙と言えば日本の鶴と韓国の鶴って微妙に折り方違うんですよ。

韓国の鶴は骨太で強そうなやつです。

ホストファミリーの契約を半年延長へ

12月のプログラム中はあっという間に過ぎていきました。

どちらかと言えば短期留学は色んなイベントも詰め込まれているので、結構忙しいです。

授業もあって、イベントごともあって楽しかったな~(遠い目)

でもせっかく仲良くなった友達も半分ぐらい帰国していきます。

そして1月からの住むところは決めていませんでしたので、そのままホストファミリーに残りたいと言って延長させてもらいました。

12月のプログラムはホームステイ込みで払っていたので幾らかわかりませんでしたが、1月からは単体で700ドルぐらいだったと思います。

ちょっと高いけど三食付きだしこんなものでしょう。

2代目ルームメイトは韓国人

Miguelは一か月だけの滞在でしたので1月からは韓国人のキム君がやってきました。

彼は礼儀正しい青年で、当時徴兵が明けたばかりということでした。

あまり体が強くないということで、後方部隊にいたそうです。

韓国の文化に従って、兄(ヒョン)である私には結構丁寧に接してくれました。

キム君自体はあまり韓国人らしくなく、控えめで自己主張のすくない子でした。

ただある日キム君は私の靴下をはいていました。

「え?」

っと思いましたが私もあまり細かいことは気にしないので全然かまわないのですが、彼によると

「韓国では友達同士は許可なく物を借りてOK」

だそうです。

へ―、そういうものなんだねと思いました。でもパンツはやめてね。

文化の違いって面白いですね。

ちなみに友達の冷蔵庫の中身を食べても怒られません(笑)

ホストファミリーとのちょっとしたすれ違いが発生

さて楽しいだけだった留学生活も長くなってくると色々なトラブルも発生します。

延長後の半年はホストファミリーとのすれ違いもありました。

プログラムが変わると契約の内容も変わるようです。

当時の私はそんなことは何も知りませんでした。きっとどっかに書いてあったしRickもKathelineも説明してくれたのだと思います。

12月の時には3食作ってくれていたのですが1月から急に、お弁当を作ってくれなくなりました。

最初は何がどうなってるか分からず嫌われてしまったのかな?と思ったり、実は今までは親切でやってくれてたのかな?とか色々考えました。

しかし、どうやら12月の短期プログラムは普通のプログラムより手厚くてホストがお昼も用意するという契約だったみたいです。

そこからお昼は自分で作ることになりました。

冷蔵庫の中身は自由に使っていいよと言うことでしたので、ホストファミリーの真似をしてサンドイッチを作って行きました。

カナダのスーパーは本当にハムの種類が多いです。自分で買いに行ったらどれを買っていいか分かりません。

好きなものを選んで量り売りです。

いくつか食べて気に入ったのはターキーハム。七面鳥のハムです。日本でもサブウェイなんかでターキーのサンドイッチがありますのでどんなイメージかわかると思いますが、結構淡白ですが好きな味です。

ターキーは脂肪分も少ないので健康にもいい(はず)です。

時間が無い時はシリアルバーとリンゴのみ。

あとは前の晩御飯の残り物。これが一番簡単でした(笑)

Rickはイタリア系のカナダ人でしたのでイタリア料理が得意。

お祝い事なんかがあるときには近くに住んでいるRickのお母さんが本場イタリアの家庭料理を振る舞ってくれました。

Kathelineはあまり料理は得意じゃなかったようですが、Kathelineのシェパードパイは美味しかったです。

今度シェパードパイ作ってみよう!

Shepard Pieはこんな感じで、ひき肉の炒め物の上にマッシュポテトをのっけてオーブンで焼いたものです。Shepard(羊飼い)という名前が付いていますので本来は羊肉で作ると思うのですが、日本では難しそうですね。

どこかで見かけたら是非食べてみてください。

3代目ルームメイトはスイス人

キム君も3ヶ月で帰国したので次に入って来たのはスイス人のMatt。

彼はかなりいい奴でした。

カナダに来たばかりでしたが、私と同じクラスに入ってきました。

英語も流暢で何しに語学留学に来たのか不思議でしたが、親に来させられたみたいです。

彼の英語勉強法はドラマを見る。それだけでした。

アメリカのドラマが好きで見まくっていただけだと。

まあそもそも頭もいい子だったので覚えも良かったのでしょう。

同じクラスのメキシコ人のLizzieちゃんはMattがお気に入りでした。Lizzieは金髪のセクシーガールでしたがあまり勉強は得意では無かった…そこで宿題とかも手伝ってくれるナイスガイのMattにべったり。

一度Lizzieはうちにも遊びに来て、Mattと2人きりでSex and the Cityを一緒に見ていました。それ以上何かあったのかはご造像にお任せします。

Mattはスイス人だけどあまりアウトドアが好きではないシティ派でした。

私たちがカナディアンロッキーに旅行に行った時も誘いましたが、山はスイスで見飽きてるからパスと言うことでバンクーバーにショッピングに行きました。

ホストファミリーが留学生を受け入れる理由

日本でホストファミリーをするとしたら、一番の理由は文化交流ではないでしょうか?

そしてお金はもらえると思ってない人も多いですよね。

実際日本の場合はもらえたとしても、食費ぐらいというのが多いみたいです。

しかしカナダではほとんどの家庭がビジネスとしてホストファミリーをやっています

その違いを分かっておかないと少し微妙な感じになります。

RickとKathelineも新しい家をローンで購入して、留学生の受け入れを始めました。

2部屋貸していましたので、毎月1000ドルぐらいは家のローン返済にまわせていたのではないかと思います。

そのように家のローン返済を早めるために間貸しするという考えの人も多いです。

ですので基本部屋と食事は提供しますが、毎週のようにどこか遊びに連れて行ってくれたりはしません。

私は社会人留学ですので中高生でホームステイすればもっと自分の子供のように面倒を見てくれるかもしれません。

しかし大人の留学生はある程度距離があると思っておきましょう。

友達のステー先は自分たちの生活もあまり楽では無いようで、シャワーが水になったり、掃除機は一週間に10分までと決められたりと色々な制約がありました。

一方で別の友達の家庭では毎晩夕食はワインで乾杯して、お風呂はジャグジーでした。

どんなファミリーに当たるかは運次第です。

家庭環境の変化

さて私のホストファミリーは過ごしやすく当たりではありましたが、半年もいるとだんだん様子が変わってきます。

Kathelineはいつの間にか妊娠をして流産をしてしまいかなり気分が落ち込んで、笑顔が少なくなりました。

※最終的には2人の赤ちゃんは生まれましたよ!

自分には流産するまで知らされなかったので、あまり上手く接することが出来ずちょっと残念でしたが、それぐらいの距離感です。

また親戚のMaggieと同じぐらいの歳の不登校の女の子も、このファミリーで預かることになりました。

不登校だけあってかなり難しい子でした。

Maggieも思春期に入りましたので話すのが難しくなり、ホストファミリーとはいえなかなか11歳ぐらいの女の子と成人男性の距離感は難しいかったです。

たぶん思春期前や思春期後の子なら、もっと上手く接することが出来るんだろうなと思います。

ファミリーもだんだん自分たちの事だけで忙しくなって来て、一緒にのんびり話すことも出掛けることもほどんどなくなってしまいました。

最初の頃はみんなで公園に犬の散歩に行ったり、バンクーバーに行ったり楽しかったなぁ。

私は私で学校で友達もできて、生活にも困らなくなっていたので、特に問題は無かったのですが、まあやはり大人同士が同じ屋根の下で長期暮らすのは難しいなと思いました。

そして7ヶ月という長い時間を一緒に過ごしたホストファミリーを出て自立することにしました。

夏休みの間は友達のアパートに間借りをして、その後はまた別の家に動くことにしました。

ホームステイは最初がおすすめ

順番としてはホームステイをした後に自分でアパートを借りたり、シェアハウスに写ったりするのがオススメです。

やはりホームステイには色々なルールがありますし、門限などもあります。

だんだん現地の生活に慣れて友達が増えてくると、夜遅くまで遊んだり家に呼んでパーティーをしたりというような生活になっていきます。

ですのでなかなか途中からホームステイに移るという選択肢は難しいので、ホームステイをするなら留学開始直後がオススメです。

おすすめのホストファミリーは老夫婦

老夫婦の写真

私の場合は同じような歳で仲良くなれそうなファミリーという指定をしましたが、結果から言うとベストな選択ではなかったかもしれません。

どちらかと言えば若いファミリーは自分達の事だけで精いっぱいです。毎日仕事もしていますし、子供の送り迎えも大変そうです。

ということで今から留学する方におすすめなのは老夫婦です。

子育ても終わり、仕事も引退していますので時間だけはたっぷりあります。

ちなみに老人はoldではなくseniorと呼びましょう。

もしかしたらお金が厳しくてホストファミリーをしているのかもしれませんが、時間がたっぷりあることには変わりありません。

年齢が離れている分、社会人留学生でも子供のように話し相手になってくれます。

ちなみに日本人特に女子はホストファミリーに受けがいいです。

なんでも綺麗に使ってくれるし、家事の手伝いやベビーシッターもしてくれる。

そして何より静かであるのが人気の秘密です。

もちろん個性がありますので、日本人でもうるさくて自己主張の強い人もいるでしょうが。

おわりに

さて私のホームステイの体験談はおたのしみいただけましたでしょうか?

みんさんも是非一度はホームステイしてみてください。

貴重な文化体験や交流が出来ることでしょう。

ではでは See you next time!!!

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